私、桜蘭高校1年A組 。
じつは私には彼氏がいます。
それは有名の中の有名 常陸院光。
〜秘密〜
「キャー光君、馨君v」
「こっちむいて〜」
私も叫びたい・・・
もちろん光限定。
じつは私達のお付き合いは誰にも知られてないんです。
唯一知ってるといえばホスト部の方々のみ。
他の人にも言いたいんだけどそれは禁止されてます。
鏡夜さんに言われたんですよ、「2人が付き合ってることがバレれば売り上げがかなり落ちてしまう」と・・・
私はそれでもかまわない。ってのが本音。
でも、光はそれは困るって・・・
彼女と仕事では仕事を取るタイプみたい。
私は結局叫びを聞いてられなくて、その場から離れた。
いつもは眺めてられるんだけど、今日は気分的にブルーだったから。
あの子達に嫉妬している自分がいた。
私ってこんなに独占欲強かったかな・・・?
「ねぇ君、さんだよね?」
急に呼びとめられた。
声の方向を向くと、男子生徒が1人。
「あっ、はい」
「ちょっと時間いいかな?」
「ここではムリですか?」
「ムリってわけじゃないけど・・・まっいいや。ここで。
あのさ、さん好きな人とかいる?」
好きな人・・・それは光。
でも、言ってはいけない人物。
迷った末に答えを出した。
「いえ、いませんけど」
「じゃあ付き合ってくれない?」
「えっ、あっ」
まさか告白されるなんて思ってなくて動揺してしまった。
「ダメ〜その子俺のだから」
私の後ろから声が聞えた。
この声は光・・・?
“俺の”宣言してくれた。
嬉しかった。でも、言ってよかったの?
後ろを向けずに俯いていたら後ろから抱きつかれた。
それを黙って見ている男子ではなかった。
「嘘をつけ。さんは確かに好きな人はいないって言ったんだぞ」
「当たり前!は俺のこと好きじゃ表せないぐらい愛してるしvもちろん俺ものこと愛してるけどv」
「ちょっ、ひかっ」
光って言おうとしたら口を手で塞がれた。
光の顔を見れば余裕たっぷりに笑ってた。
「ってことで俺らの邪魔しないでくれない?」
そう言って光の顔が私の顔に近づいてきた。
ちょっ何する気!?
そう思ったら唇に柔らかい感触が。。。
そして離れた。
「ちょっ・・・」
「は黙ってて。ところで君さぁ〜まだいたの?それとも続き見たいわけ?」
私に告白した男子は走って逃げっていった。
落ち着いた私は光にくってかかった。
「光っ、ダメだよ!あの人言いふらすかもしれないっ!止めなきゃ」
「いいよ」
「よくない!!光人気落ちちゃうよ」
「秘密にしててがナンパされたり告白されるなら、バラす!」
「でもっ・・・」
「それともは告白大歓迎なわけ?」
「そんなことない」
「わかってる。は俺が大好きだもんな」
「///」
「可愛いv」
そう言って光は私にキスを落した。
今度は深いくちづけを・・・
「うそっ!?」
「光君・・・本当に?」
幸せな時間を過ごそうとしていたら、ちょうどキス現場を目撃されてしまった。
よりにもよって光ファンの子達。
「今まで黙っててごめん。俺、と付き合ってるんだ。姫達は祝福してくれるよね!?」
「もちろんですわ」
「光君の幸せは私達にとっても幸せですもの」
「ありがとv」
そう言ってファンの子達は去っていった。
何人かは泣いていたけど・・・
それに睨まれた・・・
イジメとか陰湿なものはじまるんだろうな。
「大丈夫。俺、イジメとかからのこと守るから」
聞えていた?
まさかね・・・
「俺、みんなにバレるとがいじめられるって思って言えなかった。
でも、俺が守れば済むことじゃんか。だからバレてもいいわけ!」
「ありがと・・・ところで光なんでここに来たの?偶然?」
そういえば、私が光から離れて結構早かった。。。
あの時はみんなに騒がれてた時なはず。
「が悪い」
「私?」
「俺の視界から消えるから」
「!」
「マジいなくなった時はどこに行ったのかと思った。いつもは俺が騒がれてても遠くから俺のこと見ててくれてんのにさ」
「ごめん」
「いいよ。無事なら」
心配してくれたんだ。
なんだかんだ言って光、私のこと見ててくれたんだ・・・
ありがと、光v
「大好きっv」
「当たり前だっつーの」
ーー次の日ーー
「で、見事に広まったね・・・」
次の日には光との付き合ってるという噂を知らぬ者はいなかった。
「なんか、彼女一筋になれる光君かっこいいってファンの子増えたんだけど・・・」
「鳳先輩の嘘つき・・・」