〜!」

「光、うるさーい!!!」



    〜追いかけっこ〜


私、 。桜蘭学園の1年A組。

今、双子の片割れの光に追いかけられている。

毎回、ナゼか授業が終わると私のところにくるからつい逃げてしまう。



〜!!待っててば〜!!」

「待つわけないだろっ」



毎回コレの繰り返し。

私は、何回か角を曲がって知らない教室に入った。

ドアを少し開けて光るがどっかに行ったのを確認すると、私はホッと一息ついた。



「ねぇ〜」



ビクッ!!

恐る恐る後ろを振り向くと光が・・・・

・・・・・・・・・

いや、馨だった。

しかも馨だけじゃなく、ハルヒもいる。



ー。聞こえてる??」

「あっ!ごめん・・・光かと思って驚いてた」

「ココ俺達の部活の部室だけど。何?また光から逃げてたの?」

「そうなんだって・・・なんであんなに追いかけてくるんだか・・・」



そう言うと、2人は笑い出した。



「何?私へんな事言った?」

「「ククククっ・・・」」

「だから何〜?!!」



笑いをこらえながらハルヒが話だした。



、本当に気付いて無いの?」

「だから何が」

「光は、ククク・・・好きなんだよ」

「はっ!?光がススキ?じゃあ、そう言ってる馨だって双子なんだからススキじゃん」

「「ブッ!!!ハハハハハ・・・・」」

「ったく!!何がそんなに面白いんだっつーの」



ハルヒと馨はとことん笑ってるし・・・

私、なんか変なこと言ったか??

ハルヒがまた、教えてくれた。



、ススキじゃなくて好きだよ」

「はぁ?誰が、誰を?」

「分かってないの?ダメだね。学園公認のカップルって言われてるのに。双子の相方ながら、可愛そうに思えてくるよ」

「だから、誰が!!」



ハルヒと馨は顔を見合わせて笑いをこらえていた。

そこに、環さんが。。。



「おい、そろそろ部活はじまるぞ」

「りょーかい!」「あっ!はいっ!」



2人は環さんに返事をして部屋を出て行こうとした。

そして、馨が出て行く瞬間に一言言っていった。



「まぁ、そこで見ててよ」



何を見るんだか・・・

でも、興味のある私は部室から馨の行動を見ていた。

そしたら、残念そうに入ってくる光が・・・



「光〜遅かったじゃん!」

「馨〜(涙)」

「何?またに逃げられたの?」

「そうなんだって〜(涙)」

「光はが好きだから追いかけてるんだよね?」

「当たり前だろ!ハルヒ」

「はじめの内に告らないからこうなるんだよ!?」

「告るなんてできるかっ!!」



えっ!?光が私のことを・・・・

うそー!!!!!?

さっき馨とハルヒが言ってたのはこの事!?

待てよ・・・さっき馨が「学園公認のカップルって言われてるのに」って言ってたよね・・・・

私は、顔から火が出そうなくらい赤くなっていくのが分かった。

一人で動揺していると、部室のドアが開いて、見知らぬ男が3人入ってきた。

男達は、私を見つけるなりニヤッと笑った。



「よう、ココって金持ち学園なわけだし、あんたさー金持ってない?」

「もってねーわけないって!」

「そうだよな。ってわけで、金出せよ!なんならあんたの体でもいいぜ〜♪」



私はその言葉を聞いて腹が立った。



「決まったセリフしか吐けないんだね!で、あんたらどこの人だ?勝手に学園内うろついてるんじゃないよ!」

「このアマ!うるせーなー!!」



私の言葉に切れたのか、一人私を殴ってきた。



「っつう・・・」



マジ痛いしっ!

私は音楽室側のドアにぶつかってしまった。

そのせいで、音楽室の方にいた馨が部室に戻ってきた。



〜?って、何してるんだよっ!!」

「あちゃ・・・馨ごめん・・こいつらキレさせちゃった」

「ったく!おい、光っ!大変だ!!」



呼ばれた光は馨の慌て様に驚き、走って部室に駆け込んだ。



「どうした馨」



そして、座りこみ、頬に手をあてている私を見て光は男達をものすごい勢いで殴りにかかった。

光もかなり興奮してて収まりがきかない様子だったが、ハニー先輩やらモリ先輩達も来てくれて、無事に男達はご用となった。



、大丈夫?」

「ありがとう」



ハルヒが氷を袋に入れて持って来てくれた。

光以外の人達はそれぞれの仕事で部室から出て行った。

氷袋で頬を冷やしていると、光が私の前に座った。



、お前マジで無茶しすぎ」

「ごめんごめん」



軽い感じで謝ると、光が急に大声で



「っ!!お前、マジで分かってんのか!?相手は男3人だぞ!?ごめんごめんで済むわけないだろっ!!」

「ちょっと、光。なに興奮して・・・」

「当たり前だろっ!俺はお前が心配なんだよっ!頬だってを殴られたしっ!!」

「そんなに、心配するような怪我じゃないし・・・」

「怪我の程度をいってるんじゃない!俺はお前が好きだから、守ってやりたいし、怪我一つさせたくないんだよっ」

「えっ・・・」

「あっ。。。今のはナシっつーことで///」



冷静になったのか、光が立ちあがって顔を片手で押さえて恥ずかしそうにしてる。

私は、光に心配されるのが嬉しかった。

こんな気持ちになれたのは初めてかもしれない。



「光。ごめん、心配かけて。あと、ナシってのは聞けないな」

、ずりー」

「元々こういう女。でも、光の好きな人のタイプって可愛い子って聞いた」

も十分だと思うけど///」

「////でもっ、私男っぽいし」

「それでいいんだよっ///」



そう言うと、光は私に返事を催促してきた。



「私、光のこと今までそういうふうに見れなかった。でも、今回心配してくれたことすっごい嬉しかった。
 私でよければ・・・」

「よかった」



光と私はお互い抱き合った。



「よかったよかった。これで、は俺の義兄妹(?)になるわけだ」

「なっ!馨、覗いてたな!!」

「当たり前だろ、

「最悪っ!!!光も何か言ってやって」

「ククク・・・」

「「????」」

「これで、は俺から逃げなくて済むわけだ」





それから、追いかけっこの回数は減ったそうだが、無くなったわけではないそうだ。

やはり、桜蘭学園名物はこの追いかけっこだろう・・・・





―――――アトガキ―――――

すみませんっ!!
こんなのリクエストに合ってませんよね!?
(分かってるなら書きなおせよ)
文才があれば書けるんですが・・・
今の私の精一杯です・・・