ホスト部メンバー(鏡夜を除く)は驚いていた。
それもそのはず、突然現れた少女は恐れ多くも鏡夜に向かって




『最悪』



といったのだから…






☆再開〜後半〜☆







「凄い…一体あの人は…恐れと言うものを知らないのだろうか?」(ハルヒ)

「凄いなんてもんじゃない。すごすぎるあの鏡夜に向かって『最悪』だぞ!?」(環)

「ってかさぁ。あの2人って知り合いじゃない?」(光)



その頃その2人は



「俺は御客様の隣に座ったりはしない」

「そうなの。それは失礼したわね」



少し不機嫌気味のがいた。
それに対して鏡夜は



「なんだ。嫉妬か?」



と言ってきたのである。
は真っ赤になって答えた。



「なっ!?そうよっ!鏡夜にはわからないでしょうけど」



言い終えた瞬間いずらかったのか、は席を立ちドアに向かって歩き出した。
それに気づいた鏡夜は後ろからの手を引っ張り自分の方に引き寄せ、抱きしめた。
そして、他のメンバーには聞こえないくらいの声で



「俺だって嫉妬ぐらいするさ。さっきも俺と話す前にハルヒと仲良く話してるから妬いてしまった」



鏡夜は平然といってのけた。
は思いっきり顔を上げ、鏡夜と見つめ合った。



「嬉しいんだけど、ハルヒ君は女でしょ?」

「あぁ、だがあの格好だ。つい・・・それに、帰ってきて1番に会いたかったから」



と鏡夜がいいだした。



それを見ていた6人は・・・



「ねぇ、何はなしてるかわかんないんだけど」(光)

「しかも、抱き合ってるし」(馨)

「鏡夜っ!姫とどのような関係なのだ!!?」(環)

「あぁ。なんだ、言ってなかったのか?」(鏡夜)

「うん。言う暇もなかった。っていうか言わなくていいかなって思って」

「それで、どういう関係なんですか?」(ハルヒ)

「俺の婚約者だ」(鏡夜)

「「「「「「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」」」」」

「俺は今日はもう帰るから、後は環、頼んだぞ」(鏡夜)



と言って鏡夜とは帰って行った。



・・・パタン・・・







未だに固まったままの環と双子。



「鏡ちゃんの婚約者だったんだねぇ〜♪」(ハニー)

「そうみたいですね。2人とも幸せそうでした」(ハルヒ)



と2人は和んでいた。





「ところで、なぜ制服を着ている?」

「あぁ・・・明日から桜蘭の生徒になるの。だから今日はあいさつに来てたのよ」

「なるほどな」



と、鏡夜とは仲良く帰っていた。


明日から、の行動1つで鏡夜の態度・行動が変わるのは言うまでもないだろう・・・
波瀾の学校生活の幕開けだ。





                            ♪END♪