「いつまでも待たせてるんじゃねーよ」
「景吾っ!?なんでここにいんの?」
☆ HAPPY BIRTHDAY ☆
ここは私の部屋であって、なぜ景吾が私の机の椅子に足を組んでいるのでしょうか??
「あーん?テメェまさか・・・いや、なんでもねえ」
「うわ〜!すっごい気になる!!ごっつ気になる!!」
「お前、ごっつってなんだよ・・・」
「ごっつを知らないの!?すごいって意味☆」
「いや、そうじゃなく・・・もういい・・・」
景吾は溜息ついて私を見た
景吾とは幼馴染なわけで・・・かれこれ・・・何年だっけ?
まぁ、かなりの付き合いになるわけで
ちなみに私は景吾に片思い中
多分、景吾は私のことは恋愛対象じゃないんだろうな
だって、景吾は昔私に言った
『俺は彼女をつくる気はないわけじゃねえが、彼女は常に傍にいてくれる奴がいい』
それで、私は今はずっと誰よりも近くにいる気がするけどそれは幼馴染だから。。。
もし、景吾が私のことを好きでいてくれるなら私に言ったりはしないと思う
対象外だから教えてくれたことだと思う
「おい、。今度の全国大会は必ず来いよ!?」
「分かってる。幼馴染の活躍だもんvv」
言った途端、景吾は私を見てニヤッと笑った
「何、笑ってんの!?」
「いや、お前はいつまでも鈍いなと思ってな」
「どういうことよ!?」
「別になんでもねえ。それに今に分かるさ」
そういうと、景吾は椅子から立ちあがりベッドの上に転がっていた私の上に覆いかぶさった
「あの〜景吾さん?何を・・・」
「簡単な話だよ。誕生日プレゼントだ。ありがたく受け取っときな」
景吾はそういうと、私の唇にやさしく自分の唇をつけた
私は動けるわけもなく
というか、誕生日ということも忘れてました・・・
「何固まってんだよ!?お前、俺のこと好きだろ?」
「なっ!?」
「バレバレなんだよ」
私は自分でも真っ赤になってるのが分かる
すっごい恥ずかしい・・・
「だからってキスはないんじゃない!?彼女ができたら、彼女に悪いじゃない!」
「はぁー」
景吾は明らかに見せ付けるような溜息をついた
「何よ。私は溜息つかれるようなこといってないわよ!?」
「お前はまだわかんねえのか?しょうがねえな。体に・・・」
そういう言いながら景吾の顔が近づいてきた
「ストーップ!!」
「あーん?」
明らかに景吾の顔が不機嫌に変わった
「景吾、そういうことは彼女作ってからにしてよね」
じゃないと期待しちゃうじゃない
「だから、お前は鈍いんだよ。俺は、お前の誕生日プレゼントに俺様をやるって言ってるんだぜ?」
「はい?」
「ったく、お前はちゃんと言葉にしねえと分かんねえのかよ・・・しょうがねえな」
いや、景吾さん。。。俺様をやるって。。。それで分かれって方が無茶なのでは??
しかも、体制は変わらずに私の上に景吾がいるし・・・
「俺はずっとが好きだったんだよ。お前、全然気付かねえし。限界なんだよ」
「ウソ!?」
「こんな時にウソついてどうするんだよ。それに言っただろ?彼女はずっと傍にいてくれるやつがいいと・・」
「でも、私は幼馴染だから・・・」
「だからこそ、俺様と一緒にいれるんだろうが」
「・・・・うん」
私が目にかすかに涙を溜めたところに景吾の唇がまた降ってきた
キスの雨が顔中に降ってくる
「好きだ。。。」
「私も。景吾大好き」
お互いキスの嵐が続いた
このままず〜っと一緒にいようね
とっても幸せな、嬉しい誕生日になった
―――― 愛してる ――――
そう聞こえたのは気のせいじゃないかもしれない
♪オマケ♪
一段落したところで、景吾が
「それじゃいただくか」
「はい?」
そう言った瞬間、景吾の手が私の足をつたった・・・
「ストップ!!早くない!?」
「そうか?俺はずっと待たされていたんだがな」
そのまま強引(?)に迫られたとか、迫られなかったとか・・・・