やばいー!!部活遅れちゃったよー!!
実は放課後本を返しに図書室に行ってたら新刊が出ていて、
つい読んでいたら部活開始から30分も経過していた・・・
ということで思いっきり廊下及び階段を駆けている私。
もうすぐで着く!と思っていたら、目の前に男の子が。。。
制服を見るからに桜蘭の初等部か。
☆弟子入り!?(1)☆
男の子を観察していたら、男の子は第3音楽室(別名:ホスト部活動部屋)を覗き始めているじゃないか。
「どうしたの?」
私が声をかけたら驚いてこっちを見た。
そしてバカにしたような目で一言。
「ビビらせるなよ。お前には用はないから」
「なっ!?」
滅多に怒らない私でも正直頭にきました。
一体なんなんだコイツ・・・
私は怒りのあまりボーゼンと立ち尽くしてしまい、その間に男の子は扉を開けていました。
すぐに現実に戻った私も男の子の後から入った。
「・・・・・ああ。今日はアラビアですか」
妙に納得できてしまう自分が少し悲しく感じたことは内緒で。
男の子にとっては衝撃的だったらしく、腰が抜けてます。
「〜遅いぞ〜」
「光、そう拗ねないでよ」
「拗ねてなんかいないし」
「ハイハイ」
「ちゃんが遅刻なんてめずらしいねぇ〜v」
「すみません。図書室で新刊が出ていてつい読みふけっちゃってて」
みんな男の子には気付いていた為か、ではなく、とよんでいた。
「ところで、。そこにいる男の子は?」
「さあ。部室の前にずっといましたよ。てっきり誰かの知り合いかと・・・」
鏡夜さんの質問にそう応え、みんなを見渡すと全員首を横に振っていた。
ということは、知っている人はいないわけか。
そして環さんは、男の子に近づき問いかけた。
「どうした?迷い子か?それとも我が宮殿に何かー・・・?」
環さんを見て男の子の目が変わった。
輝き始めたのだ。
そして、環さんを喜ばせるにはもってこいの一言。
「あ・・・あんたが“キング”・・・?」
みんなは初め、聞き間違いかと思った。
それは、環さん本人も例外ではない。
環さんは聞き直す為に耳を傾けた。
「キング」
あー。舞う環さん。
呼ばれなれてなく、本人は呼ばれたがってたこともあって、よっぽど嬉しかったんでしょう。
「環さん、落ち着いてください。ところで、君、名前は?どうしてここに?」
「初等部5年A組 鷹凰子 嗣郎!!ホスト部キングに弟子入りを志願する!!」
「「「「「えっ???」」」」」(・ハルヒ・馨・光・ハニー)
マジですか。
よりにもよって環さんとは・・・
『まぁvお弟子さんが?』
「ああ・・・まだ少年だがいい目をしていてね・・・しかし、なんという運命のいたずらだろう。
僕の方こそ君を前にすると胸が高鳴り、まるで恋を知りたての少年のよう・・・」
『環様・・・!!』
お客様相手に話をしている環さんの横には・・・
じーーーーーーーっ
そう。弟子がものすごい近くで見ていた。
なんか、3人で話しているみたい。
そんな風景を見ていたハルヒと私、そして鏡夜さん。
私が思っていたことをハルヒが口に出した。
「あんな近くで見学させて・・・やりづらくないんですかね」
「人は見られる距離に比例してより美しくなると力説していたからな」
「ああ・・環さんらしい・・・」
そして今まで黙っていた弟子さんがついに言葉を発した。
「どっちかっつーとうちの池のフナだよ。僕そんな見え透いたお世辞言いたくない」
一瞬時間が止まった。。。
この子はホスト部の弟子になりたかったんじゃないの!?
あー。お客様は嘆きながら帰っていっちゃった・・・
「ギャハハハ・・・よかったじゃん殿ーかわいー弟ができて〜〜〜〜」
「光・・・」
楽しそうな光に対して、寂しそうな顔をする馨。
「光は・・・そういう弟の方が良かった・・・?」
「馬鹿・・・!!世界中探したって馨以上の弟なんているかよ・・・」
「光・・・」
本当にこういう時は尊敬します。
なんでもこういう風に持っていけるんだから。。。
全て計算なんだろうな・・・
「あっ」
気付いた時には弟子はハルヒのところにいた。
「オカマですか?」
ハルヒを見つけて足を1歩踏み出していた私。
でも、足を引っ込めた。
だって、ハルヒでもバレかかってるのに、私もヤバイじゃないですか!!!
「」
「あっ、鏡夜さん」
「賢明な判断をしたな」
「気付きました?私が足を止めたの」
「ああ。当たり前だ。いつも見ているんだから」
「///しれっと恥ずかしいこと言わないで下さい。照れるじゃないですか」
真っ赤な顔の私に対して、少し微笑んでいる鏡夜さん。
ガシャン!
音のしたほうに顔を向けると、食器が割れていた。
なんでも、持たせたらすぐに『重い』とか言って落したそうだ。
「ハルヒ、マイナス10万」
「ハァ!?」
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