集合時間は12時で、現在時刻は11時半。
私の現在地は食堂。
10分前行動の私が何故か早く来てしまった。
部屋に1人でいても落ち着かなかったのだ。
m a l e - a t t i r e
にしても・・・
「暇だなぁ〜」
「あ」
声のしたほうを振り向けばそこには青いジャージを着た集団が。
「どうも。氷帝学園のです。よろしく」
「こちらこそよろしく頼む」
眼鏡を掛けた監督っぽい人が代表なのか挨拶を返してくれた。
ジャージを着てるってことは選手なんだよね?
同じ歳には到底見えないんだけど・・・
「キミは氷帝学園への編入者かい?」
「あの・・・あなたは?」
「ああ。自己紹介がまだだったね。俺は青春学園3年の乾だ。じつはキミの登場に驚いて。
氷帝学園が新たなメンバーを連れてきたものだから」
「ああ。俺、今までそんなに目立つ方じゃなかったし。というか、編入生ってのは間違ってないしね」
「前はどこで?」
「どこだろうね。それは秘密」
逆光眼鏡のせいでどこまで知られているのか分からない。
ただ、私が気になったのは私と同じくらいの身長・・・ちょっと私より低いかな!?の男の子。
「キミ、どこかで見たことある」
「あっそ」
「冷たっ!!何その態度!!」
「知らないし、アンタのこと」
「氷帝学園3年!!!これで知らないとは言わせない!!」
「、あんま熱くなんなや。そいつはそういう性格やで」
突如現れたのは侑士。
「だって・・・」
「見たことあるのも無理あらへんやろ。アメリカに1度行ってるんやろ?
その時に雑誌ででもみたんやない?越前リョーマ・・・アメリカのジュニア大会で優勝したんやから」
「ああ、それで!!」
雑誌なら納得いく。
結構お父さんのテニス雑誌をむこうで気晴らしに見てたから。
といっても、英語はまるっきしダメだから写真とかを見てるだけだったけど・・・
「越前リョーマか。よろしく」
「・・・。はぁ、どうも」
そういうと、越前君は席に着いた。
にしても、本当冷たいわぁ・・・
「うちの者が失礼した」
「あっ、いいえ。俺も慣れ慣れしくしたから。え〜っと・・・」
「青春学園部長の手塚国光だ」
「よろしく、手塚君」
「ああ。こちらこそよろしく頼む」
握手を交わそうとお互い手を差し出したその時。
「触るんじゃねえ」
景吾の登場。
「握手交わすぐらいいいじゃん」
「俺様はこの合宿で仲良しこよしするつもりはねえ。もだろうが」
「そりゃ、そうだけど・・・握手ぐらいいいじゃん。景吾は壁つくりすぎ。ごめん、手塚君」
「いや。かまわない」
どうも私の態度が気に入らないのか、景吾は不機嫌丸出し。
それから、他の学校も続々と登場し、私も席についた。
ちなみに私は侑士の横に座った。
「自分の行動で跡部の機嫌変わるんやで。それだけ自覚しとってな」
急にコソコソと話しかけてきた侑士。
「そりゃ、そうかもしんないけど、さっきのは手塚君に失礼すぎる」
「跡部は手塚をライバルやと思ってるんや。そんなライバルに好きな子触れたらイヤなんやろ」
「そうなの!?手塚君がライバルなんだ・・・」
「なんや知らなかったん?」
「男子テニスのことはさっぱり・・・」
『これから7校の合同合宿を始めるよ』
青春学園の竜崎先生の挨拶がマイクを通して始まった。
『まずは自己紹介をしてもらおうか。お互い知ってるだろうけど、新しい子もいるみたいだしね』
新しい子って間違いなく私だろうな・・・
『なーに。簡単な自己紹介でいい。青学からいこうか。手塚』
「はい」
竜崎先生の一言で手塚君は立ち上がり、自己紹介を始めた。
「青春学園部長の手塚国光だ。この合宿でお互い実力を高められたらと思う。よろしくお願いします」
「同じく青学副部長の大石です。よろしくお願いします」
・
・
・
・
・
次々に自己紹介が行われていく。
『次、氷帝学園』
「氷帝学園部長の跡部だ。この合宿で俺様を倒したい奴はいつでも勝負してやるぜ?」
「忍足侑士や。よろしゅう」
「。これでも3年。合宿初参加で分からないことがたくさんあるけど、よろしく」
「・・・・・」
???
次は滋郎のはず・・・
と横を見れば、寝てる!!!!
「ジロー起きて。次、ジローの番だよ」
「ん〜。。。ちゃっムグッ」
慌てて口を塞ぎ、低い声で名前を呼んだ。
「ジロー・・・起きようねぇ〜」
「!!!」
目が覚めたのかコクコクと頷いた。
本当、ビックリしたぁ〜。
名前呼ぶんだもん。
「ふわぁ〜。俺、芥川滋郎。よろしくぅ〜zzz・・・」
また寝ちゃったよ。まぁ、終わったからいいか。
それから、次々に自己紹介が終わり、早速練習が始まるという。
今日は手始めの練習試合だっていう話。
ダブルスなしの、シングルのみの試合。
ちなみに対戦相手はランダム。先生達が勝手に決めたってヤツ。
私は青学の不二周助って人らしい。
「不二か」
「みたい。景吾は?」
「仁王だ」
「仁王ってあの立海大の人?」
「他にいるか?」
「いや、いないけど・・・あの人って強いんでしょ?というか、立海大自体強いんじゃ・・・」
「俺様を舐めるな」
「でも・・・」
心配な顔で景吾を見ていたら、景吾は急に顔を近づけてきて、耳元で囁いた。
「お前は俺様だけの勝利を信じていればいい。いいな?」
「///わかった」
耳の傍でそんなエロボイス聞かされたら「わかった」しか言えないじゃん!!!
卑怯だ・・・
「まずは俺様の試合からだな。次がお前か」
「みたい。隣では他校同士の試合があるみたい。ちょっと興味あるんだ」
「ふん。他の試合なんか俺様の後で見ればいいだろうが」
「つまんなかったら、即他の試合見に行くからね」
「俺様が飽きさせるか。俺様の美技に酔いな」
景吾は私イタズラっ子のような微笑をみせると、会場コートに入っていった。
ちなみに私は景吾の後のコートで試合をすることになっている。
景吾のコートにはたくさんの人が。
なんでも1試合目の見物の試合らしいから・・・
一体どうなるんだろ???
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