「んっ・・・」
眩しい・・・目あけられないよぉ〜
「起きたのか?」
えっ!?誰???
聞き覚えはあるんだけどなぁ・・・
私は、そんなことを考えながら光に慣れてきた目をあけると・・・
☆新しい☆
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おい、どうした?」
「え〜〜〜〜〜〜!!あっあっあとっ跡部君ーー??」
「当たり前だろ」
私は上半身だけ飛び起きた。
えっ!?どうして?
なんで目の前に跡部君がいるの??
確か、私はサーブの練習してて、停電が起きて・・・・・・・どうしたんだっけ?
ダメだ・・・理解できない・・・
「おい、大丈夫か?お前」
「あっうん。えっと、なんで跡部くんがいるのかなぁ?」
私は、跡部君に頑張ってきくことにした。
そしたら、跡部君はマジメな顔して答えてくれた。
「あ〜ん?お前暗所恐怖症なんだってな?が停電になってお前のところに駆け寄ったのを
たまたま青学の前を通った俺様が見つけて追ったらお前が倒れてたんだよ。それで、に
お前が暗所恐怖症だってきいてな、俺の家なら予備電気が点くから俺の家まで連れてきてやったんだよ」
「そっか・・・迷惑かけちゃったね、ごめん」
ん?待てよ。『俺の家』って?
私は思わず周りを見渡した。
「え〜〜〜〜!!」(本日2度目)
ヤバッ!跡部君すごい睨んでる。
「ここって跡部君の家なの?それに、私ジャージ着てない・・・」
って言った瞬間跡部君がニヤってした!
もしかして跡部君が着替えを?
だよね・・・ここには跡部君しか見当たらないわけだし。
うわ〜私、お嫁にいけないっ!
「はぁ・・・俺様の家だとさっき言っただろ。それと、着替えはメイドだ」
「毎度?」(毎度してるってこと?さすがは跡部君;)
「メイドだっ!!」
「跡部君の家ってメイドいるの!?」
「当たり前だろ」
当たり前!?当たり前なんかじゃないよ。
恐るべき跡部君・・・
メイドかぁ・・・やっぱり階級が違うね!
そんな考えを巡らしてたら跡部君が
「おいっ、ところで大丈夫なのか?」
「へっ?何が?」
「どっか痛かったり気持ち悪くないか?」
「うん。大丈夫v」
と私は笑顔で答えた。
そしたら跡部君はすぐさま立ちあがり電話を取って何かを話し始めた。
もしかして、さっきは心配してくれたのかなぁ?
ちょっと嬉しいかもv
こんなことファンクラブに知られたら私殺されるかも・・・
コンコンッ
「入れ」
うわぁ、やっぱり命令形だよ。
「失礼します。ココアをお持ちしました」
と言ってメイドさんだと思われる綺麗な人が入ってきて私にココアを渡してくれた。
私はとっさにお礼を言い頭を下げた。そしたら、メイドさんは綺麗な笑顔で答えて部屋を出て行った。
「あっ、コレありがとう。でも、跡部君は飲まないの?」
そう、私だけにしか持ってこられなかったから。
「あ〜ん?そんな甘ったらしいの飲めるか。それに俺様はさっきコーヒーを飲んだばかりなんだよ。遠慮しないで飲んどけ」
と言って跡部君は私の近くに来て頭をクシャクシャと撫でて椅子に戻った。
その時、ちょっとだけ嬉しい自分がいたの。
なんでだろう?
この気持ち・・・
1度だけ経験がある。この気持ち。
私の元彼がしてくれた時だったはず。
付き合ってた時に1度だけ。
私が跡部君を好き?そんなはずはない。だって今日初めてしゃべるんだもん。
たぶん、ファンクラブの子達はこんな気持ちなんだろうな・・・
いっときして、メイドさんが私の制服を洗って乾かしてくれただけでなくアイロンまでキチンとかけて持ってきてくれた。
「跡部君、今日は迷惑かけてごめんね。今日は帰るね。今着てる服は今度洗って返すから。それじゃ」
と言って私は立ちあがりドアに向かおうとしたら、手を引かれた。
「跡部君?」
私の手を引いたのは誰でもない跡部君。
なんか切羽詰ったような顔してる。
「あっ、ワリィ」
と言って手を離してくれた。
「どうしかしたの?」
私がそう聞くけれども、跡部君は「なんでもない」と言った。
「今日は本当にありがとうね!また明日」
「あぁ」
私は跡部君の恐らく客間であろう部屋を出て玄関に向かおうとしたけれどどっちが玄関か分からず、
私は近くにいたメイドの方に聞いて跡部家を出て行った。
メイドは最後に私向かって「これからも景吾様をよろしくお願いします。景吾様は本当にあなたを大切にしてらっしゃいますから」
と意味深げな言葉を言ったのだけれど。
もしかして、勘違いをしてるのではないか・・・
私はそう思いながら自宅へと、一人の空間へと戻って行った。
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