会いたい。。。
この気持ちはどこから来るの・・・
〜VAMPIRE〜
ヴァンパイア
何度かあの屋敷へと私と侑士は足を運んでいた。
でも、いつもコウモリに阻まれてしまい、目的である景吾さんとさんに会うことはなかった。
また、何度も行ってることは、自然と親達の耳にはいるのは当たり前で。。。
私と侑士は呼び出された。
「何故、あの屋敷に?説明しなさい」
侑士の両親に私の両親。そして、町長が私の家に集まった。
今、屋敷に行った理由を町長により問われている。
「「・・・・」」
私と侑士は無言のまま。
「言えないのならば、それでもいいです。しかし、君達もいい年齢だ。あそこに何がいるか知っているだろう?」
「ヴァンパイアですか?」
私はこの人達の求める答えを口にした。
「そう。ヴァンパイアという名の化け物だ」
・・・・化け物・・・・
ひどい。ひどすぎる。
私は飛び出そうとするも、横に座っていた侑士が私の手を強く握ってくれたおかげでなんとか冷静になることができた。
侑士は私のこと、なんでも知っている。
危ない時、幾度となく私を助けてくれた唯一の存在。
心の中で侑士に感謝している中、大人達は相変わらず言葉を紡ぐ。
「ヴァンパイアなんて、この世の紛いものなんだ」
・・・紛い物・・・
「いい?ヴァンパイアに魅せられてはいけないよ」
大人は勝手とよく言うが、コレほどまでに実際のものを理解せずにモノ言う大人程勝手はいない。
侑士も限界に近かったのだろう。
手が思いっきり握られ、拳が震えている。
「もういいですか?私、疲れました」
「っ!!」
「お父様、今日はもう休ませてください。侑士と少し話しがしたいのです」
「・・・しかしっ」
「お願いします」
頭を下げるとお父様は承諾をくれた。
侑士の手を引き、自分の部屋へと戻る。
部屋に着くと、侑士の手を確認する。
少し掌に血が滲んでいて見ているこっちが痛々しい・・・
「つい・・な・・・」
「うん・・・」
そうだよね。
大好きなさんのことを“化け物”って言われたんだもんね。
“この世の紛い物”って言われたんだもんね。
「あいつら、のこと知らんくせしおって・・・」
「知らないのに被害妄想膨らませて。人間って本当に勝手」
「・・・会いたいんや。に会いたいんや」
「私も同じ。もう1度あの人に会いたい。何故か惹かれるあの人に・・・」
私は正直分からない。
あの人・・・景吾さんに惹かれる理由・・・
でも、心のどこかであの人を私は求めていた。
「少しの間、屋敷に行くのやめよか」
侑士の言葉に目を見開いた。
「今、会いたいって言ったじゃない」
「考えてみぃ。今の俺達は監視が厳しすぎるんや。まずは監視をどうにかせなあかん。違うか?」
「・・・」
「それには、俺らがもう行かんってことを示す必要がある」
「屋敷に一時期行くのをやめて、監視が軽くなったところで屋敷に行くってことね?」
「そや」
私は頷くと、侑士と詳しく計画を練った。
元々頭のいい私と侑士。
どんどん計画が進んでいく。
「これでええやろ」
「そうね。少しの我慢だわ」
待っててください。景吾さん。
必ずあなたの元へ参ります。
そして、この秘めた想いを・・・この秘めた謎の想いをあなたにぶつけます。
そして、さん。
あなたの信頼を私は得たい。
何故か、あなたとはいい仲になれそうな気がするから・・・
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