「ココかぁ・・・」
☆きっかけ☆
「、日本に帰ったらどこか通いたい学校はあるか?」
「う〜ん…急に言われても、お父様」
「そうだわ!鏡夜君が行っている学校にしたら?」
「鏡夜さんの!?」
「ええ。なんでもホスト部をしてるとか。私ももう少し若ければ行けたのにぃ〜♪」
お母様、もう少しって・・・
確かに32歳で20歳ぐらいに見えるけど、さすがに32歳じゃ・・・
(16で産んでます。只今私、15歳です)
笑いを通り越して呆れてきたわ・・・
「そうだわっ!、男装してみない!?」
「おもしろそうだな」
「っ!ちょっとっ!何言ってるの!?」
男装って・・・マジ私の親は、思考が読めない・・・
「いいじゃない♪それとも、はバレルのが怖いの??」
「怖いなら仕方ないな。怖いなら」
「怖くなんかないわよっ!」
「じゃあ何?」
「う〜ん・・・」
「ほら、怖いんじゃないか」
「違うって!!」
「そこまで言うのなら、やって見せてよ。さんv」
「いいわよ!やってやろうじゃない!!」
はっ!!
ニヤニヤしだした両親の顔が目の前に・・・
「言ったからには守ってもらいますよv」
お母様の手にはテープレコーダーが握られている。
ちゃっかり録音してるよ、この親め。
「ちょっと待って!!今の無効っ!」
「そんなの聞きませんわ」
「家たるもの、二言は許さんっ!」
お父様、厳しいこといいながら顔は笑ってるよ。
逆に凄く感じる。
「わかりましたっ!やればいいんでしょ!?」
「じゃあ決まり♪名前はのままじゃぁ、女ってバレルから・・・ね☆」
「なんでなの!?」
「響きがいいじゃないv」
「はぁ・・・」
本当に呆れる親だ・・・親子だとは思えない・・・
確か、文通相手も桜蘭だったはず。
会えるかなv
「ところでいつ日本に帰るの?」
「来週になるぞ」
「来週って急過ぎない!?」
「そうか?」
そうか?って普通そうでしょっ!!
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来ちゃったよ。日本。
懐かしいなぁ〜♪
小5以来だから5年振りかぁ。
実は、鏡夜さんと文通の方には内緒で帰って来たのv
驚いてくれるかな・・・
文通の方には今日手紙でお伝えして、いつか会うつもり。
桜蘭だし、同じ歳だから楽しみだわ!
友達になれるといいんだけど・・・
家に着いたらもう、部屋は綺麗に片付けられてた。
本当に無駄にお金使ってる気がするんだけど。
「「「「「「奥様、お嬢様お帰りなさいませ」」」」」」
メイドの出迎えはいつまで経っても慣れないんだよね。
そう思いながら私は自分の部屋に行った。
そして10分後
「〜v制服届いたわよぉ♪」
なんでそんなに喜んでんだか・・・
「ほらほら、着てみてv」
「はーい」(呆れている)
・・・・30分後・・・・・
「かっこいいっ!!あっ、〜似合うわぁv」
「えっ!?もうすでに!?」
「当たり前じゃない。慣れとかないとねv」
なんか、髪も切られたし・・・
ただでさえ中世的な顔だから背中まで伸ばしてたのに。
まぁ、覚悟はしてたけど。ここまでバッサリとはね。
でも、鏡夜さんよりは長いみたいで助かった。(ハルヒぐらいを想像してください)
「メイド達には家では女として扱ってもらうけど、外では男として扱ってもらうように言ってるからね!」
「なんで家でも別にいいのに」
「が女の部分を忘れたら困るのよっ!!」
「あ〜、そういうこと」
「わかったわね!?」
「はい。お母様」
「それと、あなたの成績だったら奨学特待生も可能だそうよ!?どうする?どちらでも私達はかまわないわよ」
「特待生にするっ!!」
「そう・・・別にいいのに・・・」
私は即答した。
だって、まず桜蘭で特待生じゃないとなると家柄もよくないといけないわけだから、
私の身元を他の人が調べたら男装してるのバレるじゃない。
それに、私の家では金銭感覚がずれて、いろいろつかいすぎだから私だけでも無駄遣いは避けたいのよ。
「いつから学校なの?」
「来週からですよ」
「わかりました」
来週からか・・・
そうか、来週から私の人生最大のできごとが起こるんだろうな。
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