私は部活前から双子に遊ばれてしまった・・・

おかげで部活に遅刻だよ。はぁ。








☆扉を開けるとそこはホスト部でした(3)☆









部活に行く廊下にハルヒの姿が・・・

外見てどうしたんだろう?




「ハルヒ〜♪」

「・・・・」

「ん?どうした?」




一緒に外を見ると教科書やらノート・カバンが池にばらまかれてるじゃありませんか!?




「なにこれっ!!ヒドッ!!」

「あっ、。ん〜しょうがない拾いに行くか」

「待って!俺も行く」




俺とハルヒは池に行こうと廊下を歩き始めたら環さんのお得意様のえ〜っと・・・

あっ!綾小路さん!綾小路さんがハルヒにぶつかった。

いかにもワザと。ちょっとムカツク!!しかも!




「あら・・・庶民の・・・環様たちのおかげで小綺麗になれてよかったわねえ?
 パッと見うちの生徒みたいよ?ついでに育ちの悪さも直したらいかが・・・?」




ときたっ!

何コイツ!!マジムカツク!!




「ちょっと待ちなよ!」

っ!いいよ・・・」




文句の一つでも言ってやろうと思ったらハルヒに止められてしまった。




「あら、あなたも庶民なのよね?類は友を呼ぶって本当ね!?」

「なっ!?」

、行くよ!?」




またしても言われてハルヒの止めが入った為、言いかえせなかった。

しかもあの女、含み笑いしてやがったし・・・




「ハルヒ、言われっぱなしでいいのかよ?」

「しょうがないよ。本当のことだし。それより、拾うの手伝ってくれるんでしょ?」

「ああ・・・」




私とハルヒは池に入り、全ての物を集めた。




「ハルヒ〜これで終わり??」

「あと財布が・・・」

「財布ぅ〜!?それは大変だっ!!」




2人で探すがなかなか見つからない。

そうして10分ぐらい経ったら・・・




「こらっ庶民!!」




ビクッ!!




「部をサボって水遊びとは素敵な趣味だなコラ」




しまった!夢中で忘れてた・・・

ハルヒも同じこと思ってるみたい。




「あ?何おまえら鞄濡らして」

「あっ!コレハルヒのです」

「はあ。ちょっと落としてしまって・・・あと財布だけなんですけど」




落としたぁ?絶対ウソだ!

恐らく綾小路だよ!!(さん付けするような奴じゃない!!)

ハルヒも庇うなんて健気だよね・・・




「大体、探し方がぬるいんだよ。お前達は」




そう言って環さんは上のシャツを脱いだ。

確かにですよ。探し方がぬるいのは認めますが、ぬげるわけないっつーの!!

つい、そう思ってしまった。

実際、私とハルヒの格好は袖を捲くったのと、ズボンを上げた程度だ。



結局は環さんも入って3人で探した。

まぁ、結果的にはハルヒが見つけたんだけどね。






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部活中・・・



ナゼか知らないが綾小路が来ていた。

そして、ハルヒを指名とのこと。

何かある!そう私は勘付いた。




ハルヒの助けをしたくても私にも指名が入ってる為できない。




そしてハルヒと綾小路が話始めて、5分ぐらいして




ガシャーーーン!!




「きゃあっ!助けて!!ハルヒ君が突然乱暴な事を!!」




ハルヒ達の机がひっくり返っていた。

なっ!?どこまで醜い女!!

私は、そう思わずにはいられなかった。

周りはざわついてる。当たり前だこんなことが起きれば。




「やっぱり野蛮ね!誰か早くこの庶民を――…」




まだ言うか!?

そう思った時、綾小路の頭に水がかかった。




「ごめん」

「手がすべった」

「なっ!?」




馨に光。ごめんとか言いながら明らかに目冷たいし。




バラバラ・・・




次は鏡夜さん。写真をばら撒いてる。




「バレてないとお思いでしたか?うちの情報網を甘く見ないで頂きたい。
 別件の写真も勿論押さえてありますよ?」




私が1枚写真を拾うと、池にハルヒの鞄を落としてる時だった。

やっぱり。綾小路のせいだったんだ。




「この人コワイ」

「見苦しいな」




ハニー先輩とモリ先輩は一言で痛い所突くし、

最終的なとどめはやっぱり、環さんか・・・




「そうねえ・・・君はなかなか綺麗なんだけど・・・」

「環様!!あの子が・・・」

「まだ、言うかっ!?いいかげんにしろっ!!」




私がそう言うと、鏡夜先輩が後ろから私の頭に軽くポンッと手を置いた。

そして、環さんが続けた。




「顔だけよくても困るんだよねえ。悪いけど消えてくんない?」










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