秋深まりし 10月は最終日




「おはよう、ハルヒ」

、おはよ」




10月31日はイベントDAY

いわゆるハロウィンでございます








☆ハロウィン・パーティー(1)☆








〜ハロウィン豆知識〜

「夏の終わりと冬の始まりを告げる その日
 降臨せし 死者や悪魔に人々は同等の姿をもって対抗し
 やがてそれは仮装といたずらのお祭りになったのだと申します」

「まぁ君のお父様って博識でらっしゃるのですね」

「無駄なことばかり覚えてるよ・・・」

「そんなことありませんわ。他にも色々ご存知なんではなくって?」

「そうかもね・・・そう思うと楽になってきたよ。ありがと」

「///いいえ。・・・ところで、本日はどのような格好をされるんですの?」

「俺は秘密vハルヒはどうする?」





机の上にカバンを置きながら私とクラスメイトの話を聞いていたハルヒに私は問いかけた。

すると・・・




「部活の話?」




やっぱり、言うと思った・・・




「今日はハロウィンだよ。だから仮装パーティーがあるの」

「え。それじゃ今日は授業ないんですか?」




カバンしか持ってないから、もしかしてとは思ったけど・・・

ハルヒは知らなかったのか。




「まぁ、ご存知ありませんでした?この時期は校内模試の採点期間とかぶるでしょう?」

「だから毎年10月末日は授業はお休みv学院中での仮装パーティーが許可されているのですわv」




説明をしてくれたのはさっきまで話をしていたクラスメイトの倉賀野さんと桜塚さん。




「そういうことでーすvてなわけでハルヒ」

「「Trick or Treat」」




エンジェルの格好をした双子が早速、ハロウィンを始めた。

にしても、本当仲いいよね。。。これまた同じ格好だし。


ハルヒが学校にお菓子を持ってきているはずがない。

これはイタズラ決定!?

・・・と思ったらハルヒはポケットから飴を取り出して2人にあげた。




「ハルヒ、毎日飴持ってきてるの?」

「いや・・じつは・・」

「食べちゃったからもうないでーすv」

「「再びTrick or Treat!!」」




せっかく飴を持っている理由を聞こうとしたらまたもや双子。

しかも、さっき貰ったの早食い(噛んでた)してたからね・・・

よっぽどハルヒを苛めたいんだと思う。

しかし、ハルヒはハルヒでまた飴を取り出し渡していた。




「ふふん・・・いいざまだな悪魔兄弟よ」




今日の環さんはヴァンパイアらしい。

というか、天使の格好している双子に悪魔って・・・




「ハルヒを去年の俺の様な目にあわせようなど千年早いわ!!」




なんか、双子に苛められている環さんをハッキリと想像できてしまうのは何故!?




「こんな事もあろうと、ハルヒの周りは機能俺が忍ばせたキャンディーでいっぱいだ!!
 今日1日おまえらはハルヒに手も足も出まい!!」




悔しそうな馨と光。

かわいそうな顔で見てると、2人と目が合った。

そして、いつもの笑いが・・・




「いいも〜ん。ってことで、

「「Trick or Treat!!」」

「え〜〜〜〜〜〜〜!?」




お菓子なんか持ってない。焦る私。

だって、この2人だったら本当にイタズラする!!




はないんだ!?ってことでイタズラ開始〜♪」

「ちょっとヤダー!!」




私はとにかく教室を走って逃げた。




「ホシが逃げたー!」

「追えー!!」




追いかけてこようとする2人。顔は笑ってるし・・・

追いかけてくる2人を見ながら走った私は教室から出るなり、人にぶつかった。




「「うわっ!!」」




私の声と同時に声がした。

どう聞いても男の人だ。

衝撃に備えて瞑っていた目を恐る恐る開けると、私が相手を押し倒してる姿に。

そりゃ、勢いのあった私が押し倒す形になるのは当たり前だけど・・・

ちょっと周りから見たら変な感じだろうな。




「すみませんっ!!」

「あんたいつまでの胸さわってるわけ〜?」




馨の声で気がついた。

私の胸のところに相手の手が・・・マジ・・・・




「ごっごめん!!」

「いえ。こちらこそ。体、どこも打ってませんか?」

「大丈夫だよ」

「良かった。本当にすみませんでした」




私は立ち上がりながら話した。

最後にはちゃんと頭を下げて。

相手はいい人だったらしく、許してくれた。










教室に帰り、説教を始めた。




「もう!馨と光のせいだからね!!」

「「えー!!が逃げるからじゃん」」

「当たり前だって!!イタズラを正直に受けるバカはいないし!」

「「去年、殿は受けたよ。正直に」」

「それは、環さんだから」




環さんの場合、行動が読めるからできることなんだけどね。




いるか?」

「鏡夜さんっ」




扉のところには鏡夜さんの姿が。

私に話しがあるみたい。




「あと、光に馨もだ」




と思ったけど、違った・・・私たち3人だけ?

3人は何事かと顔を見合わせるが何も思いつかない。







鏡夜さんと4人になって人通りの少ない階段に来た。




「さっきぶつかったそうだな、

「はい・・・」

「女と疑われてたぞ」

「うそっ!?」




確かに胸は触れたけど。。。さらししてたし・・・

なんで疑われてるのーーーー!?











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