ハルヒはというと。。。




「あっ、忘れてきた。まっ、いいか」




なんて思っていた。









☆ハルヒ自宅訪問(4)☆









蘭花さんの言葉『イイコトして遊ばない・・・?』から現在は何故かハルヒと環さんを追ってます。

まぁ、隠れてみているわけではないんですけど。

で、なんか泣いている環さん(完全幼児化)をサクサクとこないしていくハルヒが目の前に。





「なんだか“ザックリ母さん”と“泣き虫息子”みたいな構造になってるワ・・・」(蘭花)

「まぁ、それは環さんとハルヒですし?」()

「つーか殿はなんでカタコトなワケ?」(光)

「いや、それよりそもそもコレが何プレイだろうな」(鏡夜)




・・・最もです・・・




「尾行プレイよ鏡夜くん!!ていうかいい男を沢山引き連れて歩いてみたかったのよ!!

「あの〜私は・・・?」

ちゃんはいわゆるかわいい華よv私の妹みたいなものね!」




蘭花さん、あなたの娘と同じ歳ですよ?私。




「・・・ありがとうございます」




まぁごちゃごちゃしているうちにスーパーについた。


















入ってすぐ値段とか見ると、安い・・・と思う私。

ヤバイ・・・私も金持ちの性質が・・・




「にしても人多い〜」

「気をつけろよ。

「迷子になんかなりませんよ。こんなところで!!というか子ども扱いしてキャッ!!




歩きながら話していたら誰かにぶつかってしまい、後ろによろめき掛けたら、鏡夜さんが手をひっぱってくれた。




「だから気をつけろと言っただろうが」

「えっ!?迷子ってことじゃ・・・」

「俺は一言もそんなこと言ってないが?」

「うっ・・・ごめんなさい」

は自分が子供と思っているんだろ?」

「そういうつもりはないんですけどね。たぶん無意識です」




と言うのは嘘。

自覚してるんだ私。

鏡夜さんとは1つしか違わないのに、鏡夜さんは大人ってかんじがして・・・

それに比べて自分は子供。

はぁ〜。なんか落ち込んできた。





「お・・・オマエら・・・!!!」




あっ、環さんに双子が見つかったみたい。

にしても試食品を配っているおばちゃんの後ろにいる黒ずくめの人たちって・・・




「環殿、試食品をお召し上がりで?鏡夜様のご友人に何かあっては困ります。我々が毒味を」




威厳たっぷりだよ・・・




「鏡夜さん、あれって」

「ああ。うちのスタッフだ」

「やっぱり・・・橘さんに堀田さんと相島さんか」



いっつもいるんだよね。

あんなに怖そうだけど、すごいいい人たちなんだよね。




ちゃん、鏡夜くん、どう庶民スーパーは」




話しかけてきてくれたのは蘭花さん。




「なんかにぎやかでいいですね」

「俺達は初めての経験なんで新鮮さをかんじますよ」

「俺達ってことは・・・じゃあ皆スーパーは初めて〜〜〜〜?」

「そうですね。しかしメロンが1500円で買えるとは・・・」

「鏡夜君ってばvコレは庶民向けのメロンよォ〜〜〜」

「食べてみたい・・・」

「じゃあ買うか?」

「えっ!?聞こえてたんですか?いえっ、いいです。大丈夫です」




って何が大丈夫なんだか自分でも意味不明だ。




「2人はどういう関係?」

「えっ!?」

「ん〜?なんかちゃんを見る鏡夜くんの顔が優しいからねぇー。もしかして鏡夜くんの片思い?」

「///イエ・・・ちゃんとお付き合いさせてもらってマス・・・」

「あら〜♪そういうことはちゃんと言ってくれないとvワタシは応援するわよv鏡夜くんも頑張ってね」

「ありがとうございます」

「///」




なんか私だけ照れてる・・・




「ハイハイ!!全員外に出る!!会計したらすぐ行きますから」




ゾロゾロとハルヒに追い出された。

そんな中、環さんが親子連れの家族を見ていたのに私は気付いた。




「ナーニ?お金持ちとしてはあれくらい買ってやれって?」

「お父さ・・・!!いや・・ただ俺は母子連れが多いなあ・・・と・・・」




環さん・・・環さんの家の事情は知っている。

けど、それはまた今度の話。




「ああ・・・まあねェ・・・こういうトコ来るとやっぱり目につくわよネ。うちの子も母親を早くに亡くして
 家事は勿論。買い物なんかも全部引き受けてくれたからサ。やっぱり辛い思いしてんじゃないかって。
 ついつい後とかつけちゃってたワケよ昔はサー」




あっなんか想像がつく蘭花さんの尾行・・・

でも、分かるかもしれない蘭花さんの気持ち。ハルヒは優しいから。




「甘えしらずって言うか、欲がないっていうか、こっちが気遣うスキを与えないの。
 そのくせ自分は無意識に人の事救ってくれちゃったりすんのよね」

「ああ・・・それは・・・わかります」

わかるわけないのッ!!何ヨ!ちょっとキレイだからって!!言っとくけどワタシはまだあの子を
 手放す気はないんだからッ!!!てなわけでアンタは敵!!敵とみなす!!!







蘭花さんなりの照れ隠しなのか、本音なのか私にはわからなかった。

でも、ただ1つ。ハルヒのことを大切にしているのだけは伝わった。

そして、環さんも母親を引きずっているのだと私は知ることになった。









ハルヒ宅に帰ってからは鍋!!

初めてこんなに囲んでした鍋はおいしかった。

またできたらいいなv













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