「「いいなずけェ?鏡夜先輩の!?」」
☆ホスト部大ピンチ!?(2)☆
「はい。宝積寺れんげと申しますv明日付けで1−Aに転入する事になりましたv」
鏡夜さんも否定しないってことは本当なの!?
でも、私達って付き合ってるんじゃ・・・
確かに、親にはまだ言ってないから親は私達をただの幼馴染にしか見てないかもしれない。
だから、鏡夜さんのご両親が婚約者を見つけてもおかしくはない・・・
ハァ・・・沈んでる環さんもいるし。
ってか、なんで環さんが沈むわけっ!?
いいや、私も一緒に沈んでこようかな・・・
「環さん・・・」
「ああ、。お母さんが・・・」
「まだ、その設定なんですか!?」(母→鏡夜 父→環 子供→ハルヒ?)
その頃、他のメンバーは私たちを見ながら
「ホラ、怒ってるよ」(馨)
「お母さんが隠し事してたから」(光)
「どうでもいいが、その夫婦設定は定着させていくつもりか?」(鏡夜)
で、問題の宝積寺れんげは・・・
「まさに一目惚れでした・・・誰も見向きされない裏庭の植物を一人慈しむ姿に・・・
傷ついた子猫に優しく差し伸べたその手に・・・」
ん?そんな姿見たこともない気が・・・
でも、言えない。元から知り合いってバレたら色々と面倒だし。
しかし、ハルヒが替わりに言ってくれた。
「人違いでは・・・」
「「待てハルヒ!!少しは鏡夜先輩に気をつかえ!!」」
「いいえッ!この目に狂いはありませんわ!!誰にでも優しく、それでも見返りを求めたりしない!!
孤独を愛し、だけど本当は寂しがりや!!そんな今をときめく恋愛シュミレーションゲーム
『うきvドキ☆メモリアル』の一条雅くん!!にそっくりなあなた!!!」
そう言いながら鏡夜さんを指さした。
オタクっ!?
「成程、キャラ萌え系か。萌えキャラに俺を当てはめ、婚約者という妄想にまで及んだと・・・」
「ちょっ、鏡夜先輩!?」
「妄想って・・・お前のいいなずけじゃ・・・」
「一度たりとも肯定した覚えはないが?なあ、」
「えっ!?あ、確かに・・・でも、否定もしてない・・・」
「今しただろう」
「遅くないですか?」
「そうか?」
うわー!ニコニコしながら言ってるよー!!
みんなも「なら早く言え」みたいな顔してるし。
なんか、騙されたみたいで悔しい!!!!
でも、本当じゃなくてホッとした自分がいた。
「、顔が緩んでる」
「えっ!?マジハルヒ」
「調書によれば鏡夜様はこの部の一切を管理されておられるとか?」
「そーだよー鏡ちゃん店長さんーvv」
「店長様!!ぴったりですわ!!」
「あの〜、何に?」
「あなたは?」
「はじめまして、といいます」
「よろしくお願いしますわw」
「で、何にピッタリなんですか?」
「わたし、お店の看板娘になるのが夢だったんです・・・!!」
看板娘って・・・
やっぱり、つっこみは双子に任せましょう。
「いらないよ。ホスト部だから」
「パン屋じゃないから」
「決めましたわ!!花嫁修業も兼ねて私・・・ホスト部のマネージャーになります!!」
聞いちゃいないし。
「あー、鏡夜・・・」
「彼女はうちの大切な取引先の御令嬢だ。くれぐれも失礼のない様に頼む」
「・・・・だそうだ「「「ハルヒ」」」(双子&環)
「あらら・・・」()
もちろん、ハルヒはイヤな顔してます。
「これもホスト修業だハルヒ!!おとーさんは心を鬼にするぞ!!」
環さんがそういいながらハルヒから逃げて、みんなつられる様に逃げていった。
ちゃっかりハニー先輩はモリ先輩にオンブされて逃げてる。
「あーあ、ドンマイハルヒ」
「〜(涙)」
「鏡夜さんに頼んでみれば?」
そういうと、ハルヒは鏡夜さんのところに行き、
「あの・・・「当然ミスれば借金倍増だ」
「ご愁傷様」
「〜!!手伝って〜!!」
「ん〜しょうがないなぁ・・・」
というわけで、ハルヒと2人で宝積寺れんげの相手をすることが決まった・・・
next