☆鳳アクアガーデン(4)☆
「お帰りなさいませ。鏡夜様。」
その声が一斉に彼の家に響き渡った。
そして、もう一つ。
「いらっしゃいませ、様。」
という声まで響く。
「鏡夜さん?」
鏡夜の自室へ来るな否や、鏡夜は黙り込んでしまった。
その黙りに少し気迫を感じる。
「ごめんな、さい。」
は、その気迫に負けたのかベッドに座り込んだまま謝った。
「謝るだけじゃ、何も解決されないだろう。」
鏡夜がのところまでくると、しゃがみこみ、視線を合わせた。
「思ったら行動!の性格が、どれだけ俺に心配をかけているのか知っているのか?」
鏡夜の声にビクビクしながら、は聞き、その問に答えられない。
「、少しぐらい俺を分かってくれ。」
鏡夜の手がの頬に置かれた。
少しずつ迫ってくる鏡夜の顔には目を瞑った。
優しい、キス。
そして、その後は、を食い散らすような、深いキス。
「っん。」 の口から声が漏れた。
その声が合図、というかのように、鏡夜は彼女を抱きしめた。
唇を離すと、どちらと分からぬ唾液が零れ落ちる。
「鏡夜さ、ん、好き、です。」
「あぁ、知っている。」
額と額を合わせ、そういう。
「愛しています。」
「それも、知っている。」
鏡夜は少し微笑んで私を見てくれら。
「本当に、今度から、気をつけます。」
「そうして、くれ。」
今度はどちらからっていう訳ではなく、唇が合わさった。
深く、深く。
鏡夜の舌がの口内をかき回す。
それに答えるかのようには絡ました。
鏡夜の手が服の中に入っていく。
両手でのブラをはずし、片手を腰に、片手をの胸へ。
初めは優しく揉んでいたが、急にきつく揉む。
その痛みに抗議をしようとしたが、口が塞がっていて出来ない。
揉みながらも鏡夜の人差し指と中指がの乳首をいじくりだす。
快感がの身体に走り、声が漏れ出す。
口が塞がっていても、の弱い所はおみとうしらしく、を快感へと導いていく。
ようやく、口が離れた。
「きょう、や、さん・・・。」
は鏡夜に”もっと”とでもいうように、彼の名を呼んだ。
鏡夜はそれに答えて、の服を脱がし、ブラも脱がす。
上半身裸の大好きな彼女、自分で脱がせたがそんなものを目にして、鏡夜は余裕をなくす。
をベッドへと押し倒し、鏡夜は彼女の身体に舌を這わせ始めた。
うなじから、下へ下へと。
彼女の乳首にかぶりつき、舌で転がした。
「ひゃ、鏡夜、さん!」
片方の手でもう片方の乳房を揉む。
快楽に任せた、の身体は早く下を触って欲しくて仕方なかった。
だが、鏡夜はの乳首を舌でいじったり、指ではじいたりするだけだった。
「、ゆってごらん?」
鏡夜は乳房から口をはずし、そういった。
ただし、やっぱり、手は動いている。
かすかに感じるだけの快感には我慢ができない。
「何をしてほしい?」
ハーフパンツの上から、すらっとだけ触られる。
「や、鏡夜、さん。」
かなり敏感に反応するがかわいくて、鏡夜は顔を近づけた。
「何してほしい?」
もう一度、微笑んで、に聞く。
「さ、触って・・・。」
「どこを?」
「下を・・・。」
彼女は恥ずかしそうにそういって、顔をそむけた。
鏡夜はその反応にクスッと笑い、ハーフパンツとパンツを脱がせる。
「、此処、もうネトネトだね。」
鏡夜の指が真ん中をいじくる。
くちゅ、くちゅっとわざと音を立てて、をいたぶった。
「あ、はん。」
の声が段々大きくなる。
「いや!」
鏡夜の指がの中に入ったと、思ったら、が”いや”といった。
別にいや、ではないのだと思うのだけど、ただ、声に出せば、それが一番よかった。それだけだった。
二本・三本と増やされ、”ぐちゅ、ぐちゅ”とかき回されて、は顔が真っ赤だった。
その顔に激情し、鏡夜は下に下がり、さっきまで指でいたぶっていたところを舐め始めた。
「きょ、やさん、汚い、そこ。」
名前と、用件しか入っていないその言葉の意味を理解して、鏡夜は言った。
「そんな事ない。おいしいぞ?」
鏡夜はもう一度、そこを舐め始める。
初めは入り口をチロチロと舐めるだけだった。
そのうちに、奥の方へと入っていく。
舌のザラザラ感が余計にをいかせようとした。
「あぁ、ん、やぁ、きょう、やぁ、」
が鏡夜のTシャツをつかんだ。
「もぅ、いれて。」
は涙目になって懇願した。
鏡夜はそれに心を打たれたように、彼女に入れた。
は彼をすんなりと受け入れた。
奥まで入ると、は鏡夜に抱きしめた。
「気持ち、いいか?」
「うん、気持ちいいよ。」
は鏡夜の耳にそう答えると、二人して、もう一度軽くキスをした。
その後に、ゆっくりと鏡夜が動き出す。
は喘ぎで、快感を鏡夜に教える。
「あっは、ん、は・・・。」
ある一点を突くとはもっと大きな声で喘ぐ。
それがもっと聞きたくて、鏡夜はそこを何度も突いた。
ぐちゅ、ぐちゅっという音が二人の間に流れる。
「いや、もうだめ!!」
「俺も。」
「ひゃ!!」
「っく。」
は身体を弓のようにそらせ、鏡夜は低い声を出し、果てた。
横で静かに眠るの髪を弄くりながら、鏡夜は微笑んでいた。
そして、静かにいった。
「愛してる、。」
そして、鏡夜はの身体に今日抱いた印を服に隠れるようにつける。
「おやすみ。」
鏡夜はゆっくりと目を閉じた。
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※この作品は友人の清喜様よりいただきましたv