ザアン・・・

ザアン・・・





私たち、ホスト部は海に来ております。

もちろん、お客様もv



そんなわけで、私とハルヒはTシャツにハーフパンツ。









☆××先輩のプライベートビーチ(2)☆










私は今回少し遅れて到着した。

それは、父が熱をだしたため。

ただの風邪だったので、一安心して海にくることができた。




環さん、常陸院ブラザーズはホスト中。

鏡夜さんは環さんのホスト時間を計ってます。

モリ先輩とハニー先輩は何か地面に撒いてる・・・?

そして、ハルヒは岩の上でたそがれてる?

いや、たぶん呆れてる。


そんなハルヒの元にお客様がしのび足でむかっていた。

そしてハルヒに海水をかけた。

ほんの一すくいだけ。




『えいっ』

「!?」

『うふふ。びっくりしたー?ハルヒくん、泳がないの?』

「ハア・・・見てる方が好きなので・・・」

『じゃあ私達もご一緒するわ』

「どうして?行っておいでよ。せっかく水着かわいいのに」

「そうそう、もったいない」

ッ!?」

くんっ!?』




いきなりの私の登場でハルヒはもちろん、お客様まで驚いてた。

水が滴り、色気でてるよハルヒ。



「やっ!遅れちゃってごめんなさい」

『いいえv来ていただけただけでも嬉しいですわ』

「ありがとう」




満面の笑みでお客様に返す。




「ほら、泳いできたらどうです?せっかくの海ですよ。
 俺とハルヒは水着を持って来てないんで、陸で待ってますから」

『買って差し上げますわよ?』

「いいえ。そこまでしてもらっては自分が困ります。気にせず、遊んできてください」

『そう?残念だわ』

「お気持ちだけで十分ですよ。なっ、ハルヒ」

「あっ、はい」




そう言うと、渋々だったが海へ向かって行った。

ハルヒはそれを見届けると、急に歩き出してしまった。




「ハルヒっ、どこ行くの?」

「あそこ」




ハルヒの指指す方向には猫ヶ岩と呼ばれる洞穴?岩?があった。




「じゃあ、俺も行く」











どんどん進んでいくと、暗くなってきた。

まあ、洞窟みたいなかんじだから当たり前なんだけど。

でも、骸骨や骨が散乱しているのは何故!?

しかも、十字架まであるしっ!!




「そういえば、ハルヒはココのこと知ってる?」

「ううん。知らない」

「じつはね。ココは猫澤先輩のプライベートビーチなんだよ」

「ふ〜ん」

「うわっ、興味なさそ〜」

「ないし」




本当に興味ないハルヒ。




「聞くだけ聞いてよ。さっき猫澤先輩から聞いたんだけど、猫ヶ岩っていうんだって。
 でね、なんでも猫澤家の守り神が代々祀られているらしいよ。
 ここから飛び込んだら2度と上がって来れないっていう伝説もあるんだって〜。・・・ってハルヒッ!!




ハルヒは私の話なんか聞かずに岩のスレスレのところ、いわゆる崖から下(海)を覗いていた。

じつは私は高所恐怖症だったりする。

そのため、ハルヒの元へ行って引っ張ることができない。




「「「ぎゃーー!!ハルヒ!!!!」」」




私の横を3人が叫びながらすごい勢いで通り抜けていった。

そして、ハルヒを崖から離される。

もちろん3人ってのは環さんと常陸院ブラザーズしかいないんだけどね。




「あ・・・危なかった・・・あやうく我が子を失うかと・・・」




ハルヒは何故引っ張られたのか理解はしていない。




っ!なぜハルヒを崖にやった!?」

「え〜俺が怒られるんですか?」

「見ていただろう!?」

「ちょっ、を責めないでくださいよ。は関係ないじゃないですか」

「こっちは心配したんだぞ・・・!!!」




呆れて手をついたところに骸骨があって、それに対して驚いた環さん。




「皆様の為に、よりアーティスティックに仕上げてみました・・・vお役に立てて光栄です・・・・」

「あっ、猫澤先輩」

「やあ、先ほどはどうも。くん。じつは、須王君とは、以前より親睦を深めたいと思っておりましたのでね・・・」

「だからこの怪奇・・じゃなかった。アーティスティックにしたんですか?」

「そうだよ・・・君」




正直、猫澤先輩の思考が読めません・・・

というか、桜蘭の生徒は一味変わってる人が多いです。

私、鏡夜さんやハルヒがいてよかったかも。

でも、鏡夜さんも時々わからなくなるんだよね〜。

















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