あれから私は鏡夜さんの胸でいっぱい泣いた。
鏡夜さんは何も言わずだきしめてくれていた。
☆××先輩のプライベートビーチ(8)☆
ザァァァァ・・・
大雨のようで、雨の粒があちこちにぶつかる音が大きく聞こえる。
そのうち雷鳴りそうな
ピカッ!ゴロロロ・・・
「雷!?」
「みたいだな。ずいぶんと天気が崩れたもんだ」
「ハルヒがっ!!」
「ハルヒがどうした?」
「ハルヒ、雷苦手なんです!!早く行ってあげないとっ!」
「安心しろ。環がいるはずだ。・・・だが、俺たちも戻るか・・・」
鏡夜さんは私の腕を引き、走り出した。
それを一生懸命追いかける。
走っている間にも雷が鳴り続けた。
別荘に着くと、環さんとハルヒを覗いた全員が待っていてくれた。
タオルを持って。
「まったく、ビックリしたよ〜鏡夜先輩いきなり飛び出していくんだもん」
「ホント、とケンカしたと思ってマジビビったし」
「馨はそのまま別れて欲しかったんじゃない!?」
「んなワケないじゃん」
「ちゃん大丈夫?風邪引いてない?」
「はい。大丈夫です。ご心配おかけしました」
ハニー先輩の心配そうな顔は正直、可愛くみえた。
タオルを被りながら、鏡夜さんの部屋へと向かう。
なんでも、ハルヒ達はそこにいるらしい。
ドアを開けると。。。
「「「「「「・・・・・」」」」」」
目の前には環さんと目隠し&耳栓をしたハルヒが。
なんで目隠しと耳栓?
「「サイッテー 何プレイですか」」
「SMだな」
モリ先輩は鏡夜さんの発言に同意した。
モリ先輩が同意するぐらいSMっぽいのだ。
「いやーーーー!!ハルヒが穢れる〜〜〜〜!!」
―次の日
「いやーSMキングだったとはねー」
「SMキングはさすがにねー」
「「限界だよねー」」
さっそく昨日のことについて環さんをいじめる常陸院ブラザーズ。
さすがです。
イジメるネタがあったらトコトン苛め抜く!!ってかんじ。
「違っ!!!あれはハルヒが」
突然黙り込む環さん。
「「何ヨ」」
「何とでも呼ぶがいいさ(ハルヒの弱点は俺が守る)」
余裕ぶってるよ・・・
「ふうん・・・SM・・・そういえば、目隠しやらどこから・・・」
ハルヒの登場v
見事にハルヒに言われて傷ついてるよ、環さん。
「ところでハルヒ、なんで目隠しとか怪しいことしてたの?」
「怪しいって・・・・・・」
「だって怪しいし・・・」
「目隠しは雷の光が見えないよう。耳栓は音が聞こえないように」
なるほどね。
そういうわけか〜。
そう。ハルヒの弱点。
それは雷だったのでした。
かわいいよね〜♪
「鏡夜さん、昨日は本当にすみませんでした・・・」
「いや。あれは俺も悪かった。もう2度と別れるなんて口に出さないでくれ」
「はい。そのつもりです。もちろん、鏡夜さんさえ裏切らないでくれさえすれば」
「昨日の言葉だけでは足りなかったか?俺は以外を愛するつもりはない」
「///ありがとうございます・・・」
「はどうなんだ?」
「私も・・・鏡夜さん以外愛せません」
そのまま自分たちの車で帰る中、私は鏡夜さんの車で2人、帰るまでバカップルを発揮していました。
もちろん、帰ってからも・・・
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