あの出会いから約1年後。。。
〜偶然⇔運命〜
「、聞いた?テニス部のレギュラーに跡部君に続いてまた私たちの同級生が入ったらしいわよ」
「そうなんだ。まぁそろそろ私たちも2年に上がるし、出てき始めてもおかしくないんじゃない?」
「何言ってるの!?テニス部レギュラーといえば今はほとんど2年が占めてるのよ!!
そんな中は入れるなんてすごいことなの!!わかる??」
「・・・」
めっちゃすごい友達の迫力に押されて黙り込む。
「はぁ。これだからは・・・テニス部の情報なさすぎ」
「だって所詮はテニス部じゃない。アイドルでもないのに」
「アイドルなんて顔負けよ!!」
「は!?アイドルの方が顔負け!?」
「これだからは・・・いいわ。今日行くわよ」
「どこに?」
「テニス部よ!!」
そんなことでやってきましたテニス部。
周りには女子!女子!女子!!
人ごみって嫌いなんだよね。。。
「いたっ!跡部君よ」
「キャーキャーキャー!!」
うるさい・・・なんで同級生の男子なんかにわめいてるの!?
そんなことを思いながら第3者の目で眺めていたら友達が急に揺さぶってきた。
「何!?気持ち悪くなるって」
「いたよ。あの人が新しいレギュラー」
友達が指差すほうを見れば・・・・
「あーーーーーーーーーー!!!」
一気に私の声が響いた。
もちろん周りは私に注目してしまって・・・恥ずかしくなって逃げてしまった。
「ちょっと!!!急に走り出してなんなのよ」
「ここって東京だよね?」
「はぁ?急に何言い出すのよ。当たり前でしょ」
「だってさっきの人・・・大阪で・・・」
「??交流旅行で会ったことあった?」
「私が一目ぼれした・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「あーーーーーーーー!!あの人!!どうりでどっかで見たことあったと思ったけど。
まさかの忘れられない人とはね」
そう。私はあの日以来あの人を忘れられないでいたりする。
あきらめかけてた時、また出会ってしまった・・・
「でも、向こうは忘れてるんじゃない?」
「やっぱり?だよねぇ・・・覚えていたとしても変な人・・・だよねぇ?」
「うん」
うわぁ〜即答。
思わず落ち込んでしまった・・
「ほっほら、でも覚えてるかもしんない可能性あるからいいじゃない」
「一生懸命のフォローありがと」
「・・・いえ・・・ごめん」
「ぷっ!いいよ。どうせ諦めかけてた恋だし。またテニス部の応援に行こうね」
「あら?もテニス部のファンに??」
「ていうより、あの人のファンよ。景吾のファンにはなりたくないわ」
「幼馴染の言うこときっつー。ファンクラブが聞いたら怒るわよ」
「そのときは景吾に文句言ってやる」
「さすがね。じゃあもう帰ろうか」
「そうね」
そう言って私たちは帰宅の道へ。
明日また奇跡が起こるとは思わず。
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