氷帝学園 全国に知れ渡るほどのマンモス校。

別名、お金持ち学校といわれている。


その中で1番有名といえば俺様殿様跡部様

そう、「跡部 景吾」

容姿端麗、秀才、運動神経抜群などいわゆる才色兼備

その男が・・・









☆出会い☆











「ったく。なんでこんな時に教室にいねぇんだよ・・・」




と廊下を歩いてるのは不機嫌MAX跡部景吾。




不機嫌な理由は2つ

1つ目、廊下にいるだけでも「キャーキャー!」「跡部様ぁ〜」と騒がれる

2つ目、跡部のセリフどおり、2年の忍足を除くレギュラーが教室にいない(ようするにサボり)(オイッ!!)



しょうがなく跡部は忍足の教室まで行くハメになったのだ。

と、言っても跡部はA組。忍足はG組と離れすぎてるため時間がかかる…(注:氷帝はマンモス校です)

その廊下を跡部は堂々と歩いていた。







そのころG組の教室では…

窓際の席で忍足とが仲良く話していた。




「最近、どうや?」


「どうや?って忍足、昨日もそれきいたじゃん!」


「俺は、毎日のこと知りたいんやっ!!」


「彼女なんだから、電話すれば早いのに・・・まったく、しょうがないなぁ・・・(ゴソゴソ)」


「なんや?カバン中なんかあさって」


「じゃ〜ん!」




は携帯を取りだし、ピッピッと操作しはじめた。




「あった!これだっ!」




画面を忍足に見せた。

内容はのシャワー後の濡れた姿が写った写メ。

それを見た忍足は思いっきり立ち




!なんやそれっ!いつ撮ったんやっ!?」


「ちょっと忍足落ち着きなよ・・・これは昨日の部活後のシャワールームで撮りましたぁ〜vよく撮れてるでしょ!?
 本当は服着る前に撮ろうかなぁ・・・って思ったんだけどに怒られる&消されるからやめた」




それを聞いた忍足は、椅子に座ってに対し手を合わせ




それ送ってやぁ〜♪」




それに対しては脚を組みながら




「う〜ん・・・どうしようかなぁ?(ニヤニヤ)」




と偉そうな態度をとってみせた。

その時俺様登場!!




「おいっ!忍足っ!!」




しかし、忍足は写メを貰うのに必死で聞いてなかった・・・

それに不機嫌だった跡部がさらにキレだした。

その雰囲気に気づいた




「忍足、あんたんとこの部長さん来てるよ」




と教え、忍足がドアを見た瞬間「うわぁ〜切れとるがな」といい、廊下に向かって歩き出した。




「よぉ!跡部。どないしたん?跡部がここまでくるなんて珍しいやん」


「あーん?俺様だって来たくて来たんじゃねぇよ。監督が今日ミーティングするから第3音楽室に集合だとよ」


「おおきに。でもいつもは宍戸とかが来るのになんで跡部直々なん?」


「あいつら全員サボりやがって教室にいねぇ」




といいつつ跡部は忍足がさっきまでしゃべってた女を見てた。




「なるどな。・・・・・なんや?跡部、が気になるん?」




その時、は外を見ていた。正確には空を眺めていた。

その横顔を見た跡部は不覚にも綺麗だと思ってしまったのだ。

確かには綺麗な部類に入る。ナンパされることもしょっちゅうある。

しかし、跡部はそんな女とはたくさん遊んだりしていた為、綺麗でもドキッとくるような女はいなかった。


話を聞いてなかった跡部に対し、忍足が




「お〜い。きいとんの?のことおしえたろうか?(ニヤ)」




気がついた跡部は




「あーん?あの女、っていうのか」


「そうやで!ちなみに俺の彼女こととは親友やっ!」


「はぁ・・・。どうでもいい・・・(呆)」


「どうでもよくないやん!俺の彼女やで?」


「ったく、マジどうでもいい・・・」




と言いつつ跡部は教室に帰って行った。

帰りながら跡部はのことが頭から離れなかった。













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