あれから何日たったのだろうか、本日も部活休みの日。

前回同様ストリートテニス場へ向かった。

ちょっとだけ心躍らせながら。

会える気がしたんだ・・・・景吾くんと。







〜Rain〜







階段を一段づつ登ると見えてくるテニスコート。

案の定そこに立っていたのは・・・・




「景吾くんっ!」





振り返るその顔は間違いなく景吾くん。

私はつい、笑顔がこぼれた。




「よぉ。今日は部活休みなのか?」

「うん。そういえば、景吾くんは部活してないの?」

「んなわけねぇだろう。俺様は部長だ」

「部長!?じゃあ私と一緒だ!!でも、最近よくここにいるよね?」

「コートが整備中だからな。自主練中だ」

「そっか・・・じゃあ、今日もよろしくっ!!」

「しょうがねぇなぁ」




渋々といったセリフでも、顔は笑っていた。

私はもちろん満面の笑み。

初めは軽く打ち合い。

それからお互いのことを話した。




景吾くんは氷帝学園の3年の生徒会長してるとか。

じつはあの跡部財閥の息子とか。

テニス部では部長をしててシングルス1だとか。




他にもたくさん話した。とっても楽しかった。

でも、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。

日は暮れて、いつの間にか7時を時計は示していた。

気付いたのは雨が降り始めたから。

私と景吾くんは荷物を持って近くの屋根にひとまず雨宿り。



テニスバッグを抱えた私と、肩にかけていた景吾くんがちょっとだけ触れた。

その時感じたときめき。

私は気づいたら景吾くんに惹かれていた。

たった2度の出会いで芽生えたこの想い。

伝えることは到底できるわけもなかった。。。。






























とであったのは数日前。

家でもよかったんだが、いつもと違う状況で練習のしたかった俺はストリートテニス場へ足を向けた。

その初日に出会ったんだ、とは。

という人物には驚かされた。テニスの実力もだが、テニスの楽しみ方を知っていたから。





初めて会った日から数日経った。

俺様は毎日ストリートテニス場へ向かっている。

しかし、が来る日はなかった。

今日で最後にしようと諦めかけたその時




「景吾くんっ!」





振り返ると目の前に現れたのは間違いなく

の顔には笑顔が浮かんでた。




「よぉ。今日は部活休みなのか?」

「うん。そういえば、景吾くんは部活してないの?」

「んなわけねぇだろう。俺様は部長だ」

「部長!?じゃあ私と一緒だ!!でも、最近よくここにいるよね?」

「コートが整備中だからな。自主練中だ」

「そっか・・・じゃあ、今日もよろしくっ!!」

「しょうがねぇなぁ」




渋々といったセリフでも、俺は正直うれしかった。

はもちろん満面の笑み。

初めは軽く打ち合い。

それからお互いのことを話した。




は立海大付属の3年で女子テニスの部長してるとか。

じつはダブルス1をしているとか。

まぁ、の実力ならシングルスでも十分だと思ったんだがな。




他にもたくさん話した。とっても楽しかった。

でも、楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。

日は暮れて、いつの間にか7時を時計は示していた。

気付いたのは雨が降り始めたから。

俺とは荷物を持って近くの屋根にひとまず雨宿り。



テニスバッグを抱えたと、肩にかけていた俺がちょっとだけ触れた。

その時感じたはっきりした自分の気持ち。

俺は気づいたらに惹かれていた。

たった2度の出会いで芽生えたこの想い。

伝えることは到底できるわけもなかった。。。。





この俺様が女に「付き合え」と一言さえ言えなくなっていた。













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